歴まち推進シンポジウムとふるさと学習

2023/12/11 -- Posted by : admin
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1625(寛永2)年、常陸(ひたちの)(くに)松岡から新庄へ来た初代藩主の戸沢政盛公が新庄城を築城し、開府したことから本市のまちづくりは始まりました。
そして、2025(令和7)年は、開府400年を迎える節目の年です。
本市では、これまでの「まち」の成り立ちや歴史を再認識し、郷土への愛着と誇りを持って、次の100年への新たなまちづくりにつなげていきます。
令和5年度の開府400年記念事業実行委員会の総会を7月に開催し、今年度の事業計画などが決定しました。
今年度は、学びとふるさと意識の醸成を中心に、以下の事業に取り組みます。

 

歴史まちづくり推進シンポジウム

~歴史的風致を生かした新庄らしい住み良さを考える~

◆開催に至った経緯
本市では、豊かな自然風土の中で育まれてきた固有の歴史や文化を、次の世代へ引き継いでいくために、2月に「新庄市歴史的風致維持向上計画(以下歴まち計画)」を策定しました。
さらに、この歴まち計画が国から認定されたことを記念して、歴史や文化を生かしたまちづくりの在り方を考えるために、7月に「歴史まちづくり推進シンポジウム」を開催しました。

◆開催内容
シンポジウムの冒頭では、本市の歴まち計画の概要と今後の具体的な事業について説明を行いました。
続く基調講演では、歴まち計画の策定· 進捗管理を担う推進協議会会長であり、工学院大学理事長の後藤治氏に講師をしていただきました。
国の支援を受けながら、歴まち計画に基づいた事業を効果的に行うことで、地域ブランドの確立や雇用· 産業の創出につながる可能性があるという内容でした。
その後のパネルディスカッションでは、後藤治氏をコーディネーターとして、パネリストの方々からさまざまな事例を紹介いただきました。

◆紹介いただいた事例
山形大学工学部教授の永井康夫氏から紹介されたのは、住民が主体となった歴史的建造物の活用です。
住民が楽しみながら活動を続けることで、歴史的建造物とまちの価値が増し、特色あるまちづくりにつながるとのことでした。
そして、本市と同様に歴まち計画を策定している秋田県横手市の職員からは、歴まち計画に基づいた具体的な事業内容を紹介いただきました。
今後の観光へつなげる施策や、歴史文化遺産の保存· 活用を定める包括的な計画· 施策の重要性について、理解を深めました。
 

 

新庄を翔ける 今村翔吾氏編

~新庄開府400年記念事業×新庄中学校(ふるさと学習)~

◆歴史・文化について学ぶ
小· 中学校では、総合的な学習の時間に、生徒が自発的に横断的·総合的な学習活動を行っています。
新庄城址と隣接する新庄中学校では、開府400年(令和7年)に3年生となる現1年生が中心となって、地域の歴史· 文化を学ぶ活動をしています。
今年は、本市が紡いできた伝統の解明を目的として、フィールドワークを積極的に展開し、本市の歴史や風土、暮らす人々についての学習を進めてきました。

◆今村翔吾氏と一緒に発掘調査
現在、新庄城二の丸跡では、公立保育所整備に伴う発掘調査が行われています。
地域の歴史を体感できる貴重な機会ですので、積極的に学習活動に取り入れています。
10月には、「新庄開府400年記念事業実行委員会総合アドバイザー」を務める今村氏と共に、現地での発掘作業を体験しました。
 

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記念事業への歩み

新庄開府400年記念事業の基本方針や概要です。

トークショーと明倫堂講座

直木賞作家 今村翔吾氏トークショーと新庄藩校 明倫堂講座年間テーマについてです。

今村翔吾氏関連事業とガイドマップ作成

新庄開府400年記念事業実行委員会総合アドバイザー 今村翔吾氏関連事業と、歴史文化遺産ガイドマップの作成についてです。

歴まち推進シンポジウムとふるさと学習

歴史まちづくり推進シンポジウムと新庄中学校(ふるさと学習)についてです。

新庄城二の丸跡発掘調査

新庄城二の丸跡発掘調査についてです。

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